うそとまことの太宰府  太宰府に出かけたらお土産にぶら下げて帰る、エメラルドグリーンの鷽(うそ)の餅。マス目に詰まった紫蘇の粉をまとった求肥の餅。そのひとつにちいさな鷽(うそ)が隠れています。いつか出かけてみたいとずっと思ってる、太宰府天満宮のうそかえ神事。新年一月七日に千年の老楠の下に集い、暗闇の中、木うそと神社から出される12個の「金の鷽」を替えあう。「うそ」を「まこと」に替える、開運、除災招福の神事。祭りの頃だけ、ふだんは素焼きの鷽が、くるんくるん羽の木彫りの鷽になっています。木にとまった、ぷっくりまあるい天神さまの使いの鳥。琴のようだという美声もいつか聴いてみたい。そうそう!毎月25日のよもぎの梅ケ枝餅もいつか食べてみたいし、気になるちいさなあれこれがまだまだいっぱいある、太宰府です。  参道入口にある「御菓子処、梅園」。太宰府を歩くと、あちこちで羽を広げて木にとまる、愉快な"うそ"に出会います。  まっ白な割烹着姿のおばちゃんたちが、来る客来る客と和気あいあい、あっちこっち忙しく働いている。駄菓子屋さんのようななつかしい匂い。季節の干菓子をお箸でつまんで選びます。  飛梅、宝満山、梅守... ちいさい袋入りのお菓子もいっぱいで、試食やおまけもうれしい  本絣は、柄の部分が染まらないよう、粗苧(アラソウ:麻を蒸して剥いだ皮)で括る。乾くときゅっと締め付ける優れもの。先人の知恵に感心しきり  天満宮の大楠の葉で作った樟脳(しょうのう)袋。むかしながらの自然の防虫剤です。  ずっと憧れていてやってみたい事に、久留米かすりがあります。織りや染め、糸ってものになぜか強く魅かれます。糸に絵を描き、括り(くくり)、染め、織り、この工程と、手で織る柄のにじみが味わい深くてたまらない。完璧でない、遊び(ゆとり)というのが大事でむつかしいところ。生活を豊かにしてくれる、働きものの久留米かすり。 |加野而青堂  米粒サイズの草履!名人のおじいちゃんがいらっしゃったそうです。  久留米絣の端切れ 伝統に自由な発想が加わるともっとおもしろい!ガイコツ織りは代を継いだ息子さん作だとか。絵が織りあがった時は、さぞ楽しかったろうな。巾着袋でも作ろうかな♪  キュートなセンスキラリ!着るとどんなだろう♪ってわくわくしてくる、物語の衣装みたいな存在感  愛嬌たっぷり、佐賀の"のごみ人形"  幸運をもたらすカチガラス(佐賀県鳥)学名は PicaPicaJaponica。笑  箱に人形の名前を書いてくれてるお母さん。真っ赤な珊瑚のネックレスがすてき  博物館みたいな見ごたえの、民芸の店「英彦麓(ひころく)」 一日いても飽きないし、はじめてなのにむかし馴染みみたいで話しも尽きない。全国各地にむかしからある、郷土玩具、工芸品、陶器。店主のおじさんおばさんも、民芸のようにほっこりあったか  境内に百本ある大楠。池の向こう岸は猿回しで賑やか  一枚岩の手水鉢に、曲物ひしゃくが好い風景  ひっきりなしに出入りするお客さん、元気に迎えるおばちゃんたち。いつもにぎやかで活気のある、「そばと梅ケ枝餅 やす武」 とっくりのつゆをかけて、ざっくり混ぜてすするおろし蕎麦。山盛りの薬味に甘めのつゆ、しっかり打たれた蕎麦が絶妙のハーモニー。薬味の残るつゆにそば湯を注いで、大満足でさんぽのつづきへ  お店の一角でせっせと蕎麦打ち中。九州の粉と宝満山の湧き水で  もっちり、とろろ蕎麦  六月の頃の菖蒲池は華やかで、ちいさい頃に家族で来たのをいつも思い出す  心字池に架かる太鼓橋。鯉はスイスイ、亀は甲羅干し中