台湾ツアー  台湾のアグリ雑誌"郷間小路"。食や風土、人を興味深く掘り下げていている雑誌。台湾の事を書いているわたしのページを見て、「台湾に住んでるの?」と編集長の林さんからメールが届いた。パリ旅行で「どこに住んでるの?ともだちにならない?」って話しかけられた時のことを思い出す。自然におなじ目線でいられてるってことなのかな。その土地の生活を感じるのが何より愉しい。そんな旅をしてるからちょっとうれしい  達筆な字がつづられた葉書は、傾けると古今の風景になるステレオカード。台南からはじまった台湾島。現在の台南の象徴的な青い建物  農業を離れ、今度は台湾を知る、WATCH TAIWANという雑誌を作っていて、今は台南に住んでいるという林さん。なつかしいなぁ台南。煎餅屋さん一家はお元気かな。台北っ子は"台南小吃は甘いよ"って言うけど、福岡も日本の南だからかな。台南フードはどこかなつかしい味  虎爺(フーイェ)は出っ歯の虎ちゃん。主人に助けられた恩を返すため、神棚の下にじっと隠れて守っている。くりくりお目目で愛嬌たっぷり。台南の廟でよく見かけます。  海安路 台南の顔的青い建物、藍晒図。"青写真"という名の通り、むき出しの壁に引かれた白い線が設計図みたい。道路拡張工事で無惨に切断された壁は、暗くなると夜空に浮かぶ惑星のよう。荒廃の美しさ  古都台南は、古いと新しい 昼と夜、ふたつの顔がある ちょっとノスタルジックで ちいさい愉しみを見つけて どこまでも彷徨っていたい  神農氏を祀る廟につながる老街、神農街。二階建ての古い建物が壁のようにつながって、細い路地を作っている。ここがむかし水路だった名残り。古いままに新しさが加わって、水は今も流れている  昼間開放されているアートスペースを、自由に覗いて歩きます。  しとしと雨の散策も愉しい台南  Boodayの活版葉書 孔子廟のまん前に台南店があります。ブタ鼻が目印  朽ちたり剥げたりくすんだり、飾り格子や窓枠もいろいろ  台湾風景の格子窓がモチーフ。窗花という名の布バッグ  暗くなったらバーやレストランに明かりが灯り、一斉にオープンします。  小路に迷うほど楽しい、好い表情の建物がいっぱい。天井の低い平家のちいさな家々の間を縫って歩くと、窓からテレビドラマの声が聴こえてきたり、線香の匂いが漂ってきたり、おじさんがぐうぐういびきかいて寝てたり、生活の匂いがぷんぷんで、なんだか昭和の時代を思い出す  神農氏を祀る廟に突き当たる。路地を塞ぐように建つリッパな廟、全台開基藥王廟  台北の建物は、檻のような鉄格子に覆われていて、初めて台湾に来ると、ちょっと不思議な光景です。友人に聞くと、泥棒よけなんだそうだけど、現在の治安は日本と同じくらいかな。むかしからの名残りのようです。窓花(窓に貼る切り絵)みたいな、窓辺を飾る格子。すてきなデザインがいっぱいあって、コレクションしたくなります。  花輪を乗せた自転車について行くと‥‥やっぱり廟でした。  おじちゃんたちがつっかけランニング姿でだらっと和んで雨宿り中  「タマゴの花だよ」っておばちゃんが教えてくれた、寺廟に咲く鶏蛋花、プルメリア。ぷ〜んと甘い香りが香ってくると、近くに寺廟があるのかなと思う  台湾メイド|包包 バオバオ  働くバッグ  職人さんが編み上げるかごもいいけど、こちらはナイロン製で丈夫な業務用のかご。商店の軒先や農作業で、好い顔をして働いている。そう簡単に破れることもちぎれることもない安くて丈夫な仕事の相棒。カラフルな縞模様、トートのカタチ、持ち手の色柄、サイズもばらばら。ぜんぶ表情がちがうのが愉快で、見かけるたびに買っている。そして愛らしい姿を写真に残す。日本でも、誰かのとこで元気に働いてるかな  台湾版しりしり  茶匙  漏斗。中国語でロウドゥ。ロウトってこっからきてる?  古木には神さまが宿る。生活の中で大切に守り守られている大きな木。台湾のヒゲの木は、なんだか仙人のようです。  神農街の入口角にある古い木造の建物は、神輿(みこし)造りの職人さんの家、"永川大轎"。開きっぱなしの2階の窓から、トントントン‥‥。作業の音が時折聞こえてきます。表通りの方の寸断された角に、壁画があります。きっと屋内はこんな感じなのかな?の断面図。想像が膨らむ、ユーモアアート。とっても有名な職人さんなんだそうです。昼間はギャラリーやアトリエをぶらりと巡り。夜はバーやレストランでまどろむのが神農街の楽しみ方。この時から数年たっているので、おもしろい空間がもっとふえているようです。  金華府の御神輿を造っている職人さん↑  ↓お弟子さんたち?  いつの間にか日が暮れて・・・・  台湾の建物は、うなぎの寝床。表の間口は小さく、奥に上に部屋がつながります。芝生の中庭を挟んだ奥は、家具のお店。居心地が好い場所あっちこっちに、ソファやイス、テーブルが置かれていて、どこに座ろうか迷ってしまう。神農街は、夜が深まるほどに風景も時間も味わい深くなっていく  梁も壁もぜんぶむき出し  カフェバー TAIKOO 太古百貨店  台湾の卵焼き、"菜脯蛋"は切干し大根入り。ふんわり卵にぽりぽりの食感がたまらない家庭の味。昔ながら(古早味)の黒い紅茶は、珍珠奶茶(パールミルクティー)のあの味。甘くて懐かしい、大好きな味。  いちばん奥の部屋は家具屋さん  パリの夜みたい。台南の夜も、深く長く終わらない‥‥晩安(おやすみ)