風土とフード  "風土痣"=風土の痣(あざ)という新聞。陽、熱、雨、風、四季を巡り土地の持つ生命力。食、人、文化、職業、みんな風土につくられ、風土は土地ごとにちがう。みんなちがう痣(あざ)。王春子さんの描く絵と沈岱樺さんの文は、私たちの生活の人事物を愉しく興味深く伝えてくれます。  01号の"痣(mole)"は「種子」。種が発芽し、育ち、実り、食べる。生きているサイクル。風土は"フード"を育て、私たちを育てる。二つ折りで袋入り、糸縫い綴じの可愛い新聞  西瓜、龍眼、花生、芭樂、柚子、南瓜‥‥形も愉快な種たねタネ  おはよう!種三兄弟  何の種?  龍眼乾(ロンイエンガン) 茘枝(ライチ)の兄弟分みたいな龍眼の実。台湾のフルーツです。龍眼の実った鈴なりの枝を切って数日燻すと水分がとんで、振るとカラカラと好い音♪ピンポン玉くらいのまあるい実です。  このままぱくっといけそうだけど‥‥  ぱりっと殻を割ると、中にグミみたいな実が‥‥  燻されて種にちゅっとくっついた実を、リスみたいに前歯で剥いで食べます。甘さも栄養も凝縮されて、独特な風味。最初は「なんだコレ?」薄い皮みたいな果肉がちょっとだけで、食べるほどに殻や種が山盛りになっていく。だけど、これが不思議なもんで、食べるほどにクセになってくるのです。笑 指を嗅ぐとなんとも落ち着く燻した香り♪妙さん、ごちそうさま!  赤い実の茘枝(ライチ)茶色い実の龍眼(ロンイェン)兄弟みたいな果実。枝に鈴なりでなる実は、市場の店先でブーケみたいに枝を束ねて売られています。ライチはジューシーな果実がたっぷり、龍眼は甘い果実がちょっぴり。この実を枝ごと炭で数日燻すと、半透明の実は水分がなくなって、栄養分と甘味がぎゅっと凝縮した黒い実になる。手間ひまかけた手仕事に真摯な台湾の逸品です。  友人お手製の石鹸。米ぬか入りのキノコはしっとりつるり。石鹸はもらってうれしいもののひとつ♪  台湾より  台湾の插畫画家(イラストレーター)は魅力的な人がいっぱい。i ying yehさんの、空気の匂いや音まで聴こえてきそうな画。ガイドブックの写真よりも台湾の魅力そのまんまです。杏仁露は、杏仁ゼリーにかき氷をかいた昔々のデザート。なくなりかけた屋台は受け継がれて、今も大人気です。 古早味氷飲店 / 迪化街  遥遠的冰果室 なつかしいかき氷屋さんがいっぱいの氷色の本。かき氷を作る人食べる人、かき氷のある風景。二十二の老店にまつわる語がつづられています。台湾の氷屋さんはフルーツ山盛り、手づくりの具材もよりどりみどり。それぞれ自分好みの組み合わせで愉しみます。ノスタルジックでカラフルで、子どもも大人も心躍るかき氷屋さん。古い店でよくみかける"古早味"は、"昔ながらの"変わらない味のコト  台湾のともだちjerryの、旅行中に出会った犬たちのイラスト展  韓国より  台湾で出会って、今は韓国暮らしのaoさん。柚子仕事の様子を書いたメールを届けてくれました。完熟柚子と少し辛い青唐辛子を使った、柚子茶と柚子胡椒の仕込み。毎日自分の手でかき混ぜる酵素は、韓国の日常生活にずっとあるもの。柚子茶やキムチは酵素です。日本だとぬか漬けや味噌、納豆かな。息をすること、動くこと、食べること、酵素は"生きる"源。自分の手で作ると愛着ひとしお、効き目もよさそうです。ソウルのすみっこで、韓国暮らしのちいさな楽しみを見つける"salon"をされている日本人女性。暮らしを楽しむ感性がとってもすてきです。韓国の古いお家に、わたしもいつかおじゃましたいなぁ。美味しいらしい韓国の柿のスムージーも飲んでみたい!フードばなしはとまらない‥‥