熊本のしめなわ市へ  むかしからその土地にある手仕事、民藝が大好きです。年末に熊本で注連縄(しめなわ)市があると聞いて、民藝好きの友人と早起きして車で出かけました。注連縄をなう藁は、穂が出る前の青々とした稲を刈り取って乾燥させたもの。だから、テントに入るとぷ〜んと青草の匂いが香って清々しい。次々にやってくる人の会話もとても興味深いテントの中。ゴボウ締め、大根締め、輪飾り...注連縄を眺めながら耳を澄ます。家庭に飾る注連縄は年神さまの宿るところ。邪気を払う紙垂(しで)、子孫繁栄の葉付きだいだい、ユズリハの葉、ウラジロの葉、豊作の稲穂。いろんな思いがこもっている。ちいさい頃からお馴染みの注連縄は、円すいを逆さにしたカップのような"しゃくし"。輪っかの輪飾りは各地にあって、火の神の台所、水の神のトイレや風呂場、自動車や商売道具に掛け、一年の幸福を授けてくれる歳神さまをお迎えするそうです。年末になると自転車のハンドルに知らぬ間にかけられていたしゃくし。父のやっていたことは正しかったんだとこのごろ分かりました。孔雀のように羽を広げた鶴や竹を使った注連縄は福岡のカタチ。今年も海外に暮らす友人たちへも注連縄を送りました。分かりやすく、神さまの座る場所だよと伝えています。どっぷりまる1日、ひさしぶりに熊本を歩くと、おもしろい人だらけで、それぞれにこだわりを持っていて、ゆるぎないけど柔軟で、ちょっと嫉妬してしまうくらい風貌も中身も粋な街でした。  群馬 飛騨高山 新潟 厄除の唐辛子  工藝きくちの店主が、日本各地の農村を訪ね歩いて集めた正月飾り、注連縄。時代の流れとともに材料や形を変えていってしまうから、各地を見回りに訪れているんだとか。確かにむかしに比べるとカラフルなビニールテープとかプラスチックの竹とか、ちょっと残念な事になってきているなぁと思う。その地に足を運び、目で見て手にとり、作り手と語らい選ぶ。その感覚は物を見た時、話した時に伝わってくる。愛情いっぱい、我が子のようにやさしい眼差しです。  ご家族で包みをほどきながら、紙垂(しで)を付けたりおしゃべりしながらの市  福岡の羽を広げた鶴の注連縄。いづみさん曰く、むかしはくちばしを魔除けの真っ赤な唐辛子で作っていたんだとか  見れば見るほどいろんな形の注連縄に興味深々  お城のある街って憧れる。緑の色や空気がなんかちがう。見上げると街のあちこちからお城が見えて、道路を電車が走っている。静と動の街  熊本と言って思い浮かぶ美味しい物 森からし蓮根、馬刺し、黒糖ドーナツ棒、熊本ラーメン、南関あげ、いきなり団子、だご汁、太平燕(タイピーエン/春雨スープ)...まだまだ 雪みたいなもちもちきゅっきゅの園田屋の朝鮮飴がたまに食べたくなる 加藤清正が朝鮮に携行したのが名前の由来 柿の甘い風味がふわりと香る柿求肥も美味 建物も古くて味があります。  お店に入ると、天井からぶら下がる生ハムの骨!バスク料理のIRATYは人気で小さなお店だから予約必至。炭火で調理して、ソースと素材の美味しさを堪能  お肉のパテのサラダ  スペイン産チーズ、腸詰め、生ハムサラダ  今月のランチ 前菜+主菜+パン+デザート、エスプレッソ 1500円 前菜主菜は数種類からチョイス 全メニュー食べてみたいお店です。  黒豚ロースの炭火焼。厚みがあってジューシー!  con-Quest 九州を旅する時はこちらを♪ 長尾智子さんと同じ場所を辿ってる  ガラス張りの警察署のハーフミラーで記念撮影パシャリ!空へ昇る階段みたいな不思議な形の建物。くまもとアートポリスプロジェクト?何やらおもしろそうな建物がいっぱい!建物探訪なんてしてみたい♪熊本は遊びゴコロいっぱい  行きたかった花と骨董と喫茶の店は残念ながらお休み。次回!  道すがら、すごーく気になってしまった"手造り味噌"の文字。 準備中の札がかかるドアを覗きながらしゃべってたら中からおばちゃんが出てきてくれました。 それから何時間いただろう、外に出たら夕暮れ時。笑 上質の厳選素材と、手間ひまかけた本物の手造り食品 煮大豆を石臼で擦り、蒸篭で蒸した麦麹と塩と混ぜて樽漬け 話を聞きながら10年物から1年物の味噌を次々テイスティング おばちゃんの手仕事ショータイム♪てな具合に話しはつきず 梅干し、らっきょう、はりはり漬け...出てくる出てくる 素材も道具もおばちゃんも、こだわりづくしで味わい深い  手造り味噌ことぶき  1年ものの麦味噌  お赤飯には毎月ちがうくまもんのおまけ付き♪  あっちにくまモン、こっちにくまモン!  ギャラリーmoe  ふらりと寄り道した PERMANENT MODERN すてきなオーナーやスタッフと愉しいおしゃべり ここいいよ!と教えてもらった秘密のお店へ 夜にひっそりと開店するケーキ屋さん。 深夜食堂デザート版みたい♪ ビルの階段に明りが灯っていたら営業中の目印。 秘密の小部屋みたいなビルの3階の薄暗い一室 ちいさいガラスのショーケースにぎっしり詰まったカラフルなデコレーションのケーキ♪ どれもたまらなく可愛くて美味しそうで選べない! こんなにわくわくするケーキ屋さんは初めて 毎日通って全種類食べたいくらい♪ お酒も飲める、真夜中の大人のスウィーツバー  3階にあるお店でごはんを食べて帰ろうと階段を登っていくと2階でちらっとやちむんの器をみかけてまた寄り道 洋服とうつわの店、ajouter(アジュテ) 愉快なオーナーとおしゃべりしながら選んだ器 梱包して食事中の3階まで届けてくれました。 福岡に戻って包みを開けるとちいさなメモ入り 出会った人の顔が次々に浮かんでくる印象的な熊本の一日でした。  アンチョビとキャベツのピリ辛パスタ  きのこのクリームソースオムレツ