秋にふらりと小鹿田に出かけた時に選んだ小さい壺と一輪差し。いろいろ見ているとどれがいいのやら迷ったけれど、自宅に帰って使っていると、生活に自然に溶け込んで手に馴染んできて、丈夫でとても使いやすい。翌月また、今度は民陶祭へと出かけました。有田や小石原の陶器市はざっくざっくいくらでも奥から器が出てくるけど、小鹿田は十軒の窯元が伝統を守りながら、生活とともにに作り出した器。並んでいるだけしかないのでじっくり吟味。今回は、先月迷った挙げ句に買わなかった高台の鉢を持って帰ってきました。
唐臼祭 五月三、四、五  民陶祭 十月第二土、日  小鹿田焼きとは?
集落や山々の佇まい、川の流れ、唐臼の土を突く音。気持ちが研ぎすまされる谷間。ここだから生まれたんだろう、この形、柄。焼き物づくり絵図が素朴で可愛いくて見入ってしまう。土掘り〜荷づくりまで、作陶の手順は今も昔も変わらず。